正直結構良かったB1 hostelを出るのは悲しい。友だちいっぱいできたし、キレイだし、チャイもコーヒーも無限に飲めるし。パンだけとはいえ朝ごはん食えるし。
▼B1 Hostel
でも調べてるうちに行ってみたい場所ができた。『リダの家』という旅人の間でかなり有名な宿があるみたいなのだ。宿好きとしては行っておきたいなあ。そんなわけで移動っ!バイバイB1ホステル!冷蔵庫に忘れて行った牛乳とソーセージ誰か食べてくれ!笑
『リダの家』とは?
そのまんま。リダさんの家です!リダという名前のアルメニア人のおばあちゃんがいるのですが、彼女が10年ほど前にエレバンで困っていた日本人バックパッカーを助けて泊めてあげたことをきっかけに民泊のようなものをやってくれてるのです。そしてそれが今旅人の間ではめちゃくちゃ有名な沈没宿になってるそうな。
聞いた噂によるとwifiなし、シャワーもなし、トイレもひとつだけで、お世辞にもきれいとは言えないそう。でも旅人に愛され続けるリダの家。その理由は「居心地の良さ」だそう。猫と子供を眺めながらのんびりすごし、リダの優しさに触れ、シェア飯をして、またのんびり。そこにみんな惹かれるそうな。
おまえ、そんなバカな。確かに聞いた感じ良さそうだけど流石に飽きるだろ〜ってことで確かめに実際に行ってみました!
リダの家宿情報(2018年1月)
料金:1泊1500ドラム(約300円)
ドミトリーの3人部屋がおそらく3つあるのかな?リダとそのご家族の家の敷地の中で余ってる部屋を貸してくれるまんま民泊です。
キッチンやトイレは家族と共用で結構狭いです。でもまあ不便はしないかなって感じ。コーヒーとかは置いてあるので飲んでいいらしい。ケトルはないのでコンロでお湯を沸かすか、アルメニア式コーヒーメーカーで直接作りましょう。割と美味しいんですよこれが
そしてシャワーがない。歩いて15分くらいのところにシャワー屋さんがあるそうなのでそこを数人で共同で借りたりするらしいです。僕は使わなかったので場所値段などは知りません。
ないという話だったのですが、なんとwifi導入したようです!しかも爆速!リダに聞いてもわからないので、孫かお母さんに聞くと教えてくれます。リダはほとんど全く英語喋れないのですが、孫たちはちょっと喋れます。学校で習ってるみたい。
場所
エレバン中央駅のすぐ近くです。中央駅を背に東側へ出てきます。駅の真横の細い路地を進んでいき、道が交差点になっているところで右に曲がります。その道の左手2番目にあるおうちが『リダの家』です。わかりづらいです正直。でも当たり前ですよね。だってここはホステルでもなんでもなく、リダのお家なんですから。
maps.meだとこのピンが立っているあたりです。GoogleMapだとこのへんの道が少し違うので分かり辛い
門がありますが日中は空いていますので中に入って行ってリダを呼びましょう。笑顔で歓迎してくれますよー
写真でリダの家の雰囲気をご紹介
さて、実際に行ってみてどうだったのかというと…
確かにこれはのんびりしていて最高だ。
あくまで設備としてはホステルとかに比べればそうでもないんですけどね、とにかくのんびりできます。あとリダが優しくて癒されます。コーヒーとかケーキとかあれやこれやとまるで本当のおばあちゃんのように分けてくれます。英語はほとんどできないリダばあちゃんですが、ミジンコみたいなロシア語でコミュニケーションを取ろうと頑張ると喜んでくれて、本当に可愛がってもらえました。孫のちびっこたちも可愛くて、隻眼の猫ちゃんものびのびしてて、本当に何もかも忘れて一日中コーヒー飲んだりしてぼーっとしてられますよ!
あとは写真でできるだけ僕の惚れた田舎のおばあちゃんの家な雰囲気伝えていきます。
やたら真剣にインドドラマに熱中するりだ
ダンボールの中にあらゆる情報が眠っています
ずっと遊んでたら結構懐かれた気がする。元気でな
少し古くて生活感があって素敵じゃないですか?大好きでした!
実際に移動した日のシェア飯!
さて、僕が実際にリダの家に移動したその日は宿泊客は日本人2人だけでした。アジア横断中ベテランバックパッカーなおきさんと、女性一人で仕事やめて世界中渡り歩いているなんぶさん!(なんぶさんは到着した時外出中で会えなかった)
なんでも本日お二人は夜マーケットに買い物行ってシェア飯するそうな!しかもお品書きはアルメニア名物ザリガニ。これはご一緒させてもらうしかない!!ってわけで軽くエチミアジンという教会が有名な近郊の街へ観光へ行って夜に合流することにしました。
▼ エチミアジンいってきたけど厨二すぎた
しかしエチミアジンで時間を使いすぎた(というか出発前にリダの家でだらだらしすぎた)ためにマーケットでの買い物には間に合わず。リダの家で二人を待っていた。
そしてきました!!本日のご飯なり。
ザリガニ!!しかもお母さんが料理していたので、僕らがキッチン空くのを待っていると気づかぬ間にリダが全部調理してくれちゃいました!おそらくザリガニを大量の塩と専用のハーブでひたすら茹でるだけ。変な名物あると楽しいよねシェア飯が捗る〜。では実食。
無造作にボウルにはいっているザリガニたち。小ぶりですねかなり
そんなつぶらな瞳で見つめないで…
味的にはエビとカニの中間くらいですね。そんなに特段美味しくもないけどビールにあうおつまみって感じでした。でもとにかく食べるのがめんどくさい上に身が少ない!まあ2回目はいいかな…って感じでした
そしてさらにイクラご飯!厳密にはいくらではないそうですが、めちゃくちゃ美味しかった!塩っけが結構強いですね
ちなみにザリガニは1kgで1800ドラム(約400円)って言ってたかな?イクラはこれ全部で500ドラム(約100円)バカやすいな…毎日食いたいはこれ…
ビールはアルメニアのビール。アジアのビール!って感じで少し癖が強く、ピルスナーにずっと慣れていた僕は久々の味で美味しかった
おまけなんですけど、深夜にキッチンでお母さんが作ってたのもらったり。パンケーキみたいな感じでしたね。美味しかったですごちそうさま〜めっちゃ食った夜だった…
リダの家のいいところ
・安い!駅から近い!
・リダと家族の温かさに触れながらのんびりできる
・wifiサクサク
・完全に普通の民家なのでそこに泊まれるのが珍しい。そして雰囲気が素敵
・情報ノートの圧倒的情報量
まとめ
本当に過去最高レベルで好きな宿(?)でした。行ってよかった。ここに行ったからこそエレバン生活がより幸せなものになりました。沈没しかけた。ここなら沈没してもいいなって本気で思えましたから。
でも人によりますね。ただのんびりしたい人なんかはおすすめですけど、宿は起点で観光し回りたい人なんかはいまいちかもしれないですね。ちょっと観光地遠いし。不便は色々とあります。
それでも!是非とも覗きに行って見たくなる世界一素敵な宿のご紹介でした。また帰りたくなるおばあちゃんの家。興味があったら行ってみてね!それでは
最後に珍しく記念写真なんて撮ってもらっちゃった。てか僕髪寝癖でボサボサすぎん?